私たちは2018年1月に英語教室としてスタートしました。
より多くの子ども達に英語を通じて世界を身近に感じてほしい、
英語が話せるようになってほしいという気持ちからAfter School Careを始めることを決めました。
小学生の過ごす放課後を簡単に計算すると、
1日4時間
1週間20時間
1カ月80時間
1年で960時間
この数字を計算した時、思い出したのは「サイレントピリオド」という言葉です。
サイレントピリオドとは、言葉を話すまでに必要な言葉を貯める時間で、一般的には1000~1500時間と言われています。
英語のシャワーを浴びて、頭の中にある英語のコップに貯めて、いっぱいになったら英語が溢れてくる。
このコップを小学生の放課後に一杯にできたらいいなと考えました。
だから、1週間に1回、1時間だけ教科書を開くレッスンではなく、
もっと自然な英語に沢山触れられる環境を用意したいと考えました。
私は、特に幼少期や小学生時代は、知識を詰め込むことよりも、
感受性豊かに、好奇心旺盛に、自己肯定感を育みながら成長して欲しいと思っています。
今後AI化される社会において知識や計算力は、現在のようには重要視されなくなり、
5感を活かし、感性を育て、学校での成績で表れない非認知能力、
例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力など、高めていくことが必要です。
これからは何か問題が起こった時
また、難関な事が身に起こった時
求められるのはそれを突破する力です。
突破するには、それまでに沢山の経験が必要です。
知識だけではなく、あらゆる分野の経験を通して
それらを統合して問題を解決する方法
大事なのは単に文字が書けるようになったり
ただ、計算ができるようになることではなく
文字で表現したくなるような感情
計算式が構築できる創造力
これは机の上ではなく、もっと自由な環境、遊びの中で育まれていきます。
そして、それは、小学生の放課後の中につまっていると思います。
「子ども達の放課後を大切に過ごしたい」
この思いは、コンセプトでもある
「ただ過ごす放課後より 未来を生きる力を育む放課後」
に繋がっています。
子ども達と一緒に学び、考え、悩み、関わり合い、支え合う
そんな場所に育てていきたいと思います。
三井田香奈